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変化を選ぶことの意味
2019.7.30

ここ数年の間に、自分が変わったなぁと思うことはありますか?

 

もしもあったとしたら、その前と後で、どんな違いがあるか、

ちょっとだけ振り返ってみてくださいね。

私はというとね。

 

5年半前とは、すごく変わったと思います。

その前って、変わることをずっと避けていたんです。
四十数年間。

むしろ、変わらないことに価値を置いていました。

なぜかというと、

 

(あの人はいつも変わらずあんな感じであそこにいるなぁ。)

 

って周りの人に思われたかったからなんです。

 

そう思われることって、とてつもなく尊いことだと思っていたので。

いつも同じであること。
いつも変わらずそこにあることって、なんだか太陽みたいだと思っていたんです。

 

そのおかげで、暖かくて、明るくて、嬉しいし、安心できる。

みんなが目印にしてくれて、居場所を見失わなくて済む。

おや?

自分を太陽のように思っていたのかな?

 

だとしたら、随分大きなイメージで自分を意識してる子供だったんだなぁ^^

 

 

なのに、人って、変わってしまうことが多かった。

 

急に引越したり、急に冷たくなったり、急に言うことが変わったり。

そういう人を目のあたりにすると、私は、ただ混乱するばかり。
悲しくなったり腹が立ったり。

ますます私は変わらない方へと価値を見出していった。

 

いつからか、「いつでも、どこでも、誰とでも、変わらない私であること」を大事にしてたし、
誰よりも変わらない人でありたいと願って、生きていました。

 

ところが、2014年になって、心の世界に入ったことをきっかけに、
それまで頑なに変わりたくないと思っていた自分が、突如、ダムが決壊したかのように
変わる方向へと舵を切ったんです。

それ以来、「いつもの自分がやらないほうをやってみる」日々が始まりました。

 

自分の中にある「べき」「ねば」「いけない」そんな制限をひとつずつ解除して、真逆を
やることにしたのです。

それは、その時の自分が嫌いだったから。

幸せじゃないと思ったから。

だから、自分のルールをひっくり返すことで、変わりたかったんです。

そんな思いで、日々制限を解除していったんだけど、その量たるや、今振り返ると
ものすごくたくさんありました orz

どれだけたくさん持っていたのかわからないくらい、ルール持ちだったのです。

(あんなにルール持ってたら苦しいわ。そりゃ。)って今でもよく思います(笑)

でも、その制限を山ほど解除しても、怖いこともトラブルも、何も起きなかった。

 

それどころか、それまで、自分に課したルールを守ることに一生懸命だった分、
守らなくて良くなったことの清々しさにびっくりしました。

 

(え?べきやねばがなくなっていくとこんなに楽なの?)

っていう風に。

その軽やかな感覚に衝撃を受けたのです。

 

ルールがある 
→ ルールを守らねばとチカラが入る
→ ルールを守るために一生懸命
→ ルールを平気で破る人にむかつく
→ ルールを破る人に注意する
→ ルールを守ることに疲れる

 

ルールを持ってたおかげで、こんな感じのループを繰り返すことになってたみたい。

そりゃ疲れるわ(笑)

 

でも、そういうものをどんどん手放して、ルールを破ることにOKを出していったら、
ルールを守っていた頃の思いも、ルールを破った後の思いも、どちらも味わうことに。

 

そしたら、前よりも格段に人に優しくなった気がしたんです。

それは、自分に優しくできるようになったこととセットだったんです。

 

自分に優しくなると、人にも優しくなるんだなぁということを知りました。

 

昔腹を立てていた出来事を見ても、もう腹なんか立たないし、笑っちゃう自分がいました。

 

ものごとを「受け取る器」が、ぐっと広がっていたのです。

 

(あぁ。これが「器の大きな人」なんて表現されるゆとりある大人なのかも。)
そう思って、密かに喜んだものです。

 

昔の私は、「器の大きさ」とは、忍耐力で育つものだと勘違いしていました。

色んな苦難に耐えてこそ、ひとまわりもふたまわりも器が広がるのだという風に。

でも、今はまったく違う風に思っているんです。

「器の大きさ」は、「変化」によって広がるものだという風に。

ずっとやっていたことを辞めてみる。

 

ずっとやらなかったことをやってみる。

 

ずっと行けなかった場所に行ってみる。

 

ずっと食べれなかったものを食べてみる。

 

その体験のひとつひとつが、新しい世界の扉を開いてくれる。

 

その新しい扉の向こうにあるものを、五感で味わうことができた時、私たちは、これまでの
私たちとはすでに違う感覚になっているのかもしれない。

というわけで、もしも器を広げてみたいと思うなら、「変化」を大切にしてみてね。

 

それも、自然に変化するのを待つんじゃなくて、自ら「変化を選び取っていく」という感じで
試してみてくださいね。

 

 

 

 

ミコ

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